色持ちの良いカラーって?

こんにちは!

茂原のラーメン屋さん巡りがマイブームです!

LUPISの志村です!

 

今日はタイトルの通り、色持ちの良いカラーについて書こうと思います。

普段の営業中、よくお客様に「カラーしてもすぐ明るくなっちゃうの、明るくなりやすい髪質らしいんだけど、仕方ないよね?」

なんて聞かれます。

 

まずこれについてですが、確かに髪の毛には明るくなりやすい条件があります。

髪の毛には人それぞれもともとのキューティクルの枚数が決まっています。

それが多い丈夫な髪質の人なら色は抜けにくいです。(色も入りにくいですが)

逆に細いサラサラとした猫っ毛のようなかたは色は入りやすいですが抜けやすいです。

これはあくまでも基本的な条件で、

そこに現在までのカラー履歴ダメージはどの程度あるかシャンプーはどんなものを使っているかきちんと乾かしているかアウトバストリートメントは使っているかアイロンコテなどを使用しているか紫外線に当たっているか、などの要素が入って来ます。

思い当たる事項がある方はこれを意識していただくだけで、だいぶ違ってくると思われます♪

 

はい!ここまではご本人に注意していただくところで、ここからは僕ら美容師のターンです!

 

そもそもの抜けにくいカラーの選定のお話です。

まず前提として後から入れたカラー確実に抜けます。

それが抜けやすいものなのか、抜けにくいものなのかというところです。

僕はまず基本的にカラーリングのスパンをお聞きします、どのくらいの頻度でカラーをするのか次までにどのくらい持ってほしいか。

これによってだいぶ選択するカラーが違って来ます。

基本的には、まず明るいレベルよりも暗いレベルのほうが色は持ちます。

これは色落ちのスピードというよりは髪に入れた色素の量の絶対値です。

たくさん入れればその分長持ちという理屈です。

 

そこに彩度を考慮したトーンです。

まずアッシュレッドなどのビビッドで繊細なカラーは抜けたと感じるのが早いですね。

これは視覚による問題です。

 

ここからがマニアックなところなのですが、色素の分子には大きさの違いがあるのです。

ナチュラルブラウンオレンジなどの暖色色素の分子が小さいです、よって毛髪奥部まで浸透するので発色に時間はかかりますがしっかりと定着します。

 

反対にブルー系のアッシュなどの寒色色素の分子が大きく毛髪内部に浸透しにくいです。発色は早いですが抜けやすいのです。

対策として、カラーが抜けきってしまう前に数回、同系統のカラーで染めることにより持ちをよくすることなんかが可能です。

 

ということで、結果的に暗めのダークブラウンでカラーするのがもっとも色は持つのですが、気分が変わってカラーのチェンジをしたくなるかもしれない人や、カラーの間隔が比較的短いのが前提で、赤みで透明感を損ないたくないという方はブルー中心にレベルを落とすなど、色々なやり方があります。

 

美容室でヘアカラーを暗くしたいときには、暗くしたいです!はいかしこまりましたー!

だけのやりとりではなく、細かい要望も含めてわがままに相談してみても良いかもしれませんよー!

ブログには書ききれないポイントカラーをしっかり定着させる薬剤や施術方法もたくさんありますので、ぜひ一度お店においでくださればと思います!

ちなみにこちらのカラーもブルーアッシュをメインにレベルを落としています♪

 

最近、気温の変化が激しいので体調には気をつけてくださいね。

LUPISは年内は 12月31日 まで元気いっぱいに営業いたしますっ!

皆様のご来店、こころよりお待ち致しております。

LUPIS 志村